落ち着けないあとがき
*長ったらしいあとがき*





まず初めに、こんな連載を最後まで読んで下さって有難う御座いました。読んでくれた方がいたから、ここまで頑張れたのだと思います。途中、連載やめようかな、と思うことがありました。でもやめなかったのは、暖かい励まし、優しい応援があったからです。本当に、これが完結できたのは、読んでくださった皆様のお陰です。有難う!

この連載は、書いているとおり赤也短編「暑い暑い昼下がり」の続編です。まさか初☆赤也短編が続き物になろうとは…(笑)だけど、「暑い―――」を書いた後、直ぐに同一ヒロインでの話が浮かび上がったのです。私の見た赤也短編・長編って言えば、同じ学校の1コ上の先輩に惚れるとかそういう設定が多かったので、ちょっと特殊に「ウエイトレス」を考えた所為なのか(笑)そうしたら、もうあとは脳内でヒロインと赤也が動き出す動き出す(笑)妄想に妄想を積み重ねて、その日の内に最終回どうなるのかまで考えついちゃって。

そして、ポツポツと書き始めたのが「落ち着ける場所」。でもここでは連載にしようと言う気なんて全く無かったんです。最後まで考えてはいるものの、うまく終わらせられる自信もなかったですし。だけどそれを書き終えてからすぐに「落ち着ける人」が書きあがって。ここで、"シリーズ化"にしちゃおう!って思ったんです。だけど、「落ち着ける空間」「落ち着ける心」を書き終えたとき、『これはもうシリーズ化じゃ駄目だ!』って感じたんです。そこで、ようやく連載としてスタートしたのです。連載にするからには、やっぱりメインとなるタイトルを考えなくちゃなわけです。「暑い―――」でもよかったのかもしれないけど、せっかくの初短編なのにと思ってコレは読みきりとして置いとこうと考えました。

だから、考えました。シリーズ化にしようと決めたときにサブタイトルは「落ち着ける」をつけようと思っていたので、メインタイトルも「落ち着ける」をつけたかった。それだけが自分の希望でした。そしてついたのが「落ち着ける貴方との時間」なわけです。これは最終話で絶対使おう!って思ってたサブタイトル(笑)案の定使っちゃったんですけどね。

こうして、不二連載を書いていたにも関わらず、無謀にも連載として話を考えることにしました。最初は初めシリーズとして書いていたから話しのつながりははちゃめちゃだし、上手くいくんかなって感じでした。だけど、それでもいいや!って開き直って書いていたら、お客様が「好きです!」と誉めてくれるようになりました。ほんと、嬉しかったです。初めは不二連載のほうが気になるとか意見を貰っていたのに、何時の間にか「赤也連載が」に変わっていって。どんどん後先考えずに書いていって、自分を苦しめる結果になったことも数知れず(笑)それでもようやく1年の歳月を経て、ここに完結することが出来ました。本当は1年もかけるつもりじゃなかった小連載だったはずなのに(笑)自分の計画の無さに呆れながらも、完結できた喜びで飛び上がりたいほどです。

途中やめないで!終わらせないで!とか言うメールが届いたりもしました(笑)しかも名前ナシで「脅し!?」とか正直ビビったり(笑)だけど裏を返せばそれだけこの連載を好いて下さってるんだなーと思うと嬉しかったです。

そして、連載途中から、タイトルが急に変わって吃驚した方がおられたそうで。実は言うと、ネタ切れだったって言うのが一番の問題です。だから、最後に「落ち着ける」をつけて、母親を出して、ヒロインと赤也を強制的に引き剥がしました。ここで、一端更新をやめました(約1ヶ月ちょい)更新されない間続きがかけなかったわけではなかったのです。ちゃんとコツコツ書いてはいましたよ。

実は言うと第1部が終了だったのです。第1部は夏休みでの出来事。
そして第2部が学校が始まったあとの二人の思想。

別れてからの二人の行動についてを描きました。タイトルは楽でした(笑)思いつくままをタイトルにすればいいんだもん。基本的にタイトルつけるのが苦手だったので言葉っぽいタイトルをつけてました。くどいくらいに会ってサヨナラ。傷ついて懲りずにまたー、って言う話を何度も繰り返してました。文句が来そうで怖かったです。ビクビクしてました(笑)最終話に近づいたときに弟君を目覚めさせたのは、前から書きたかったシーン。このためだけに弟を事故に遭わせ、瀕死の状態と言う設定をつけたのです(最悪)弟に叱咤されて素直になるヒロイン。そこをじっくりねっとり書きたかったのですが、思いのほか展開が早かった。と言うのも、早く連載を終わらせたい!と言う一心で書いていたから(もっと最悪)急展開過ぎてついていけてるのだろうか、と不安を募らせながら完結まで書き終えたわけですが…。

……いかがだったでしょうか?

当初の目的とは全然違う雰囲気になっていっていましたが、最終話はとりあえずこんな感じで終わらせようと思っていました。今まで年齢が曖昧だったのはこのためです。最後に自己紹介をして、エンド。小説は終わりだけど、二人の恋はこれから。そんな話を作りたかったんです。

ほんと、最後まで書けてよかった。感謝の気持ちでいっぱいです。
ほんと、挫折しないでよかったってしみじみ感じました。

最後までこんな拙い小説読んでくださって有難う御座いました!
次回から始まる(と言ってもまだ何時始まるかは未定ですが)赤也連載も読んでくださると嬉しいですv



2005/09/04執筆